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2007年3月23日 (金)

亜紀です☆

「見えた!!」
まるで黒雲のような魔物の群れが向かう先に人影を見つけて、ルークが叫ぶ。
絶えず聞こえていた爆音も少しずつ弱まり、その人物が疲弊しているのは誰の目にも明らかだった。
「・・・このままでは、魔物の方が先に町長の所へ着いてしまいそうですね。」
ヴィネアが呟くと、ルークは持っている銃の標準を魔物に合わせた。

あの群れに襲われるまでに、自分にはあとどれほどの時間が残されているだろうか。
今の自分では、目の前のたかだか数匹の魔物すらまともに相手に出来る自信は無い。
先ほど倒した魔物を見つめる。銃声を聞いてまた魔物が寄って来るに違いない。
その場を動きながらも、近くの魔物に銃を向ける。
せめて一匹でも多く。 残された町の人々を守る為に、この魔物たちが退治できたなら・・・

せめてもの罪滅ぼしになるだろうか・・・・・

その時、肩に鋭い痛みが走った。
空の大群と目の前の魔物に気を取られ過ぎていたらしく、
いつの間にか背後に回りこまれていた事すら気付かなかったらしい。
流れ出す血を手で押さえながら、素早く銃を構える。
銃声が響く直前、まるで雲が空を覆うかのように、空がにわかに暗くなった。
煩いほどの羽音と、魔物の鳴き声。何が起こったのかと見上げる必要も無かった。
魔物の大群が、ついにここまで来てしまった。
更に悪い事に、目の前の怪物の唸り声を聞く限り、自分の撃った弾はどうやら急所を外したらしい。
横からの衝撃で、自分の体がいとも簡単に吹き飛ばされる。
走馬灯…とでも言うのだろうか。
あの、町の人たちと毎日笑いあえていた時間が頭をよぎる。
自分に詰め寄ってくる魔物の気配に、今までより一層鮮明に死を感じていた。


自分の物ではない爆音が響いたのは、
魔物が飛び掛ろうとしたまさにその瞬間だった。

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コメント

遅くなりましたー;
何か微妙な進め方した‥(>△<;

聖華ちゃんの、次の人への連絡についてですが…
良い案が思い浮かばないので一応メール送っておきます;;
とりあえず、良い方法思いつくまでは報告の有無は書いた人に任せるってコトでどうでしょうか??

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» ちょっと本気で聞いて!w [欲望でできています。]
この話は、本当にビックリするよ。あまり人には言わないでねw [続きを読む]

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