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2007年4月 5日 (木)

☆聖華☆

「な・・・?」

何が起こったのだ、と視線を巡らす。
後ろを振り返ったとき、自分の左右を風が駆け抜けていった。
慌ててその方向に視線をやるのと、魔物達の悲鳴があがったのは同時だった。

「おじさん、大丈夫!?」

先ほどの風がきた方向から少年の声が響く。
その少年は銃をその手に持っていた。
ということは、この少年が助けてくれたのだろうか。

「まぁ、無事のようだな」
「大きな怪我もないようですし」

後ろから別の少年と少女の声が響く。
驚いてそちらをみると、少年は長身の剣、少女は大きな鎌を持っていた。
彼らの足元には、半鳥半馬の魔物が倒れていた。

「今のは・・・君達が・・・?」

半ば呆然として、訊ねる。
が、直ぐに空から黒い軍勢が降下してくる。

「おじさん、下がってて!」

金髪の少年が前に出、銃の照準を定める。
爆音と共に、魔力のレーザーが1匹に当たり、周りの魔物を巻き込んで消滅した。

「はっ!」

気合と共に、少年が剣を大きく横に振るう。
それにより発生した見えない刃が、魔物達を切り裂いた。
仲間がやられたことで怒ったのか、魔物達は一際鋭い叫び声をあげる。

「はあぁ」

少女が両手を突き出し、風を起こす。
それに阻まれて、魔物は4人に近づけない。

「今だ、ルーク!」
「うん!最大出力!」

先程よりも大きな爆音に3人は思わず耳を防ぐ。
魔物達の絶叫は爆風に掻き消された。

「大丈夫か?」

気付くと、風は止んでいた。
恐る恐る目をあける。
先程の少年達が心配そうにこちらをみていた。

「あぁ・・・大丈夫だ。助かったよ。私はこのすぐ近くの町の町長を務めているカディルだ」

助けてもらって、と礼を言う。

「僕はルーク。こっちがディアスでこっちはヴィネア」

ルークがそれぞれを示し、名を告げた。

「そうか、ありがとう。ところで、君達は何故この森に?」

カディルの問いに、ルークが答える。

「僕、甘い物が大好きなんだ。町長さんの町は甘い物で有名でしょ?だからきたんだけど・・・」
「魔物騒ぎで食べれないことにショックを受けたこいつが、退治しよう、と乗り込んできたわけだ」

ルークの言葉をディアスが引き継ぎ、面倒臭そうに彼を指す。

――――――

カディルさんは、某村長と同じ年齢で、髪はふさふさです。

多分、魔物を生み出す親みたいな魔物がいるんだよ。それ退治したら事件は多分解決。

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