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2007年6月20日 (水)

☆聖華☆

遅くなりましたっ。亜紀ちゃんが今回はどうしてもパスということなので私が。ってことで、冬月ちゃん、私の次はあなたが。そしていつも通りあなたが書いたら亜紀ちゃんに連絡よろしく!
しっかし、何故今回の話はこんなにもシリアスになってしまったのか・・・。予想外。
これの次はギャグチックな明るいやつやろうよ。
ある町で一人の少年がヴィネアに恋するの。しかも、そいつ、アタックするのにもすべってばかり。
まぁ、ヴィネアの性格があんなだしねぇ(笑)
最初から最後まで勘違いでやっても面白そう。

―――――――――――――――

「あそこは・・・」

カディルの表情が曇る。
できればあそこには行きたくなかった。
だから、町に魔物がくる前に食い止めようとしていたのだ。いくら一人では無理があっても。けど、あそこに行くよりはずっとマシだった。ここで食い止めるだけで精一杯だとしても。町を捨てて逃げる気はない。自分はあの町が好きなのだ。それに、自分のせいで命を落としてしまった人々の為にも。
だけど、死ぬのは怖い。あそこに行けば必ず・・・

「町長さん?」

ルークの声にはっとする。
いけない、思考にはまってしまった。

「大元をどうにかしないとどうにもならないよ?」
「行きたくない理由がありそうだな」

ディアスの言葉で思わず視線をそらしてしまう。
それが3人の確信を強くした。

「僕達だけで行くからさ、場所だけ教えてよ」

ルークの言葉に、カディルの顔は青くなった。

「な、何を! いくらなんでも君達をあの場所に行かせるなんて!無関係の人間を巻き込むわけには・・・」
「もう巻き込まれてるけどね」
「あなたが首を突っ込んだんでしょう、ルーク」

カディルの必死の言葉に、ルークが明るく返す。
そんなルークに、溜息をつきながらヴィネアが言った。

「し、しかし・・・」

尚も言い募ろうとするカディルに、ディアスが口を開いた。

「このままの状態を続ける方がたくさんの人間が死ぬと思うけどな、俺は」

その言葉にそうだ、と同意するようにルークが言う。

「大丈夫だよ。僕達強いから」

カディルを元気づける為か、Vサインまでする。

確かに強いのだろう。
先程自分を助けてくれたときをみればわかる。
だが、無関係の人間を巻き込むのは正直いただけない。
町の人々をもう巻き込むのも嫌だ。
だからと言って、もし自分が死んでしまったら、悲しむ人がいる。
優柔不断すぎるのもわかっているのだが、どれか1つを捨てることなど、自分にはできない。

「・・・町長さん」

ふと、自分の近くで声が聞こえた。
己の首元には大きな鎌の先端がある。

「早く言ってください。時間がありませんよ?」

その後ろでは、ディアスが額を抑えていた。

3人はカディルに教えてもらった場所へと向かっていた。

「ヴィネア・・・いくらなんでも脅すのはよくないだろ」

おそらくはっきりしない態度に苛立ったのだろう。
それはわかる。
わかるのだが・・・

「びっくりしちゃったよねぇ」

あれではまるで自分達が悪者のようだ。
去り際にルークまでが「報酬は甘いケーキで!」などと言っていた始末。

「まぁ・・・そのおかげで聞き出せたんですから、良しとしましょう」

ヴィネアがそういい終わると、ふと視界が開ける。
そこには、カディルが言った通りに池があった。
その中心には。

「あいつか・・・」
「大きいね」

半分以上を占めるその大きい身体の回りには、先程みたような魔物が数多くいる。
侵入者に気付いた一匹が咆哮を上げた。

―――――――――――

ヴィネア、ちょっと苛々。
さて、あともうちょっとだ。
頑張れ、ルーク! 終われば甘いお菓子が待っている!
ディアスとヴィネアはげんなりしてそうだけどね。
まぁ、彼らはいいんだよ。急ぎの用事もないんだし。
でわ、冬月ちゃん、次よろしく!

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